3期工事 -障子設置2(調整)-

鴨居・敷居の設置が終わり、障子をまず左から入れようとすると。。。 入りませんorz あー、H山san採寸ミスったか!?と思いきや、逆側からなら入るという事が判明。
すなわち、廊下側が上下の間隔が狭くて、壁側は上下の間隔が広いということ。これは、ガラスの中央に入っている柱を中心に構造体となっている木材が山なりに歪んでいるからの様子。

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左端に入れた障子を元に、これに合わす感じで他の障子の微調整が始まります。上下の高さを調整して組子を合わせていくのです。合わなければ吉村障子じゃありませんから。

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H山sanと大工さんで、入れて合わせて調整、入れて合わせて調整。。。を繰り返していきます。この調整を本来は建具屋さんがやるところを大工さんにお願いしているわけです。

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根気のいる作業がずっと続きます。4枚あるので全体の見え方もチェックしながら進められていきます。さらに、滑り具合もチェック。

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鴨居・敷居に面する木材を削っての調整だけではうまくいかないときは、組子側も削って調整。プロに妥協はありません。さすがです。

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この調整が最も時間が掛かります。徐々に全貌が見えてきました!!

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カンナ一つで微妙な調整を繰り返す大工さん。カンナは何年も使ってきた年季物。

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