ザウスの完成見学会29 -東大阪のガレージハウス 6/6-

リビングに溶け込む螺旋階段を登り3Fへ。
螺旋階段の細い手摺越しに見えるのは、リビングの吹き抜けとなっているところ。吹き抜けと中庭があることで、3Fも明るい！！

もしもここが吹き抜けじゃ無かったら、床面積はかなり増えるけれど、この開放感と明るさは無いだろうな。

こちらの部屋は天井がアールを描き、そのアールが窓になっています。
天井がフラットでハイサイドライトがある場合が多いですが、その輝きとは異なる天井の反射です。

アールの終端部分には間接照明がセットされています。
中庭と窓だけで、昼間は照明が全然いらない感じですが、夜は間接照明でムードある、輝きのある天井になってるに違いありません！！

吹き抜け部分の柵はかなりの細く繊細なデザイン。
お子さんがおられ、ここはネットが張られることになると思うので、今しか見れないレアショットかもしれません。

ウチも近々、ネットを張ることになりますが、この綺麗な長方形であれば枠内にキレイに収まって、カッコ悪い！って事にはならなさそうです。

ここからも、窓枠を感じる事はなく、中庭への視界も良好です。
柵と、窓枠の細い四角が、視界をさえぎらない事が良くわかります。

3Fと2Fリビングは吹き抜けを通して繋がっていて、さらにガラス張りの中庭で各階の、廊下部分までも視線が通るようになっています。
2Fと3Fを一緒に見通せるってのは、かなりの開放感と空間の広がりを感じます。

奥行きあるところで、遠くの人を見て感じる広さと、見下ろしてや見上げて感じる広さは、また違ってきます。

廊下からだと中庭のガラスを通して部屋が見え、ガラスとガラスの間を屋内とも屋外とも感じる、曖昧な空間に認識してしまいます。

天井のアール部分は、部屋で区切られているものの、隣の部屋でも連続して続くデザインに。

子供部屋の天井もアール。
こちらには、丸い照明が設置されていて、天井全てをキレイに照射する感じになっています。今はつながっている子供部屋は、将来的には仕切れる様にもなっています。

子供部屋にそれぞれ繋がる手前の廊下、その間も吹き抜けになっていて、そこからもリビングへ視線が通ります。
どこの場所に行っても、色んな部屋を見渡しながら視線が通るデザイン。。。平面図では分からないこの空間。これをイメージしながら図面を引いていくのはスゴイ！！

3Fの廊下からは、1Fから2Fへ上がる階段を見下ろせます。
趣味スペース、リビング、3Fのどこにいても、走り回る元気な子供達を感じながら過ごせそうです。これだけ色んな場所があれば、家の中でかくれんぼとか出来そうだなーw

居室に隠し部屋の様に、こっそりとある収納スペース。そこの天井にも繋がるアール。抜け目御座いません！
クローゼット等の収納スペースに、これほど高さによる広さと明るさがあるところは珍しいです。

そして、アイコンとなっている鉄板の中の部屋がこちら。

当然、目隠しとして機能しているので、ここから外を見渡す感じにはなっていません。よく考えると、このお宅は中央に配置されている、中庭に向かうような設計になっていて、外の世界を取り入れるような場所は全くありません。その為、家の中のモダンな世界観が出来ている様に感じます。

見学会時は床が無かったため、下が丸見えでチョイ恐いw 屋内の吹き抜けとかは恐くはないんだけどなーw

間近で見る、リン酸皮膜処理による結晶は同じものは２つと無く、色んな表情を持たせます。
過去に例を見ない、このアイデアは人によってはNGになりそうなところでもありますが、それをOKしたお施主さんも素晴らしい！！

今回のお宅は、１６sanのデザイン力を垣間見た建物で、ガレージ、趣味スペース、リビング、キッチンに強烈に感じました。
特にキッチンは、どこのお宅でも共通にあり、今まで色んなキッチンを見てきましたが、デザインは過去最高！！ホント、見れてよかった物件でした。