ザウスの完成見学会35 -豊中のガレージハウス 1/6-
久しぶりの16sanが設計したお宅の見学会。前に行ったのが、東大阪のガレージハウスだから、1年ぶり位になるのかー。海外逃亡も阻止され、お一人で頑張ってるウワサはお聞きしておりますw
ザウスへ見学会行きます!!と連絡したところ、まだ先にも予定してるので、そちらの方がいいかも。。まだ、未完成なんですとw
しかし、予定があってこの日しか行けない。。と言うことで、未完成状態ながら見学しに行くことに。
見学会のレポとしては”完成”しているものの方が良いのかもしれないけれど、”未完成”だからこそ家を作るという過程を見れるという事もあります。完成後は何十年も完成形だけれど、未完成の状態は数ヶ月しかありません。そんな風に考えると、”未完成”とは素晴らしい!!盛りすぎてスイマセンw
場所は豊中。初めてモノレールを乗り継いで到着。いつもクルマだけど、電車で来ると駅から家までのアクセスとかも分かるなー。
そして、静かな住宅街に現れる、16カラーの黒いお宅。
この土地は、元々は右にチラッと見える白いお宅の敷地も合わせた、大きな土地を分筆して分譲されていた土地。白いお宅の方は、平坦7割・傾斜地3割。そして、今回のお宅は平坦3割・傾斜地7割。
当然、平坦が多いほうが土地の値段は高くなり、傾斜地の方は安くなるけれど、傾斜地に建てるにはコストが掛かります。そこを計算し、そして、隣の公館の緑を借景に使えるということから、傾斜地が多い方を選ばれたそうです。
黒い箱に白いストライプ。そこに、大きな蓋の様な屋根が特徴的。
屋根の裏にはサイディングかな、ここを白にすることで屋根の重たいイメージもしません。そして、屋根が薄いのが、さらに軽さとスタイリッシュなイメージを感じさせます。
大きな庇となる屋根が、屋内への直射日光を抑えて光を取り入れれる、機能性も持った屋根になってそうです。
正面はガルバリウムでしたが、側面部はリシン吹付け。屋根から下りる樋もブラックで、建物に溶け込みます。
ん?この樋、結構細い様な感じもするなー。ちゃんと見ておけば良かったな。。。
そして建物の裏へ周ると、コンクリートで作られた重厚な階段。コンクリートの板だけで作られた階段は、階段下にもスペースが使えるメリットが。
しかし、この階段を作るには、造形を伴ったコンクリートを流し込む枠、そこに隅々までコンクリートを入れる技術が必要だったりと、かなりの手間と高い技術がいりそう。職人さんさすが!!
そして、高い屋根を支える鉄骨!!何とも勇まく、カッコイイ存在。
太くもないこの一本の鉄骨が2Fを支えてる様が、美しくもあるなー。
鉄骨一本に盛り上がれる、変態ですw
正面から奥へ細くなる、メガホンの形になっている2F。その先端は宙に浮いていて、そこを支えているのが先ほどの鉄骨。庇の裏と同じ素材が、2Fの裏にも貼られていて、下から見上げる姿もスッキリ。