ザウスの完成見学会39 -茨木のガレージハウス 1/6-
茨木のガレージハウス。
建築家は16san。静かな時を経て、最近、携わられていた物件が次々と完成しておられま。
万博公園、阪大病院を左右と感じ、閑静な住宅街をクルマを走らせた先に、これだ!と一瞬で気付く様相のお宅。ガルバリウムの縦ハゼ蒔きに、大きく切り取られた窓が特徴的!
正面道路から見ると、窓が一切無く、家??と思われる出で立ち。
3面が家に囲まれ、そして前面が道路。プライバシーの確保が難しい場所でもあります。
RCのガレージ、リシン吹付の2F、ガルバ縦ハゼ蒔きの3F、それぞれの箱が重なり、食い込み、ズレてるというオモシロイデザイン。しかし、このデザインがプライバシーを確保しつつ、空間の広がりやリビングへの採光を実現することになります。
斜めから見ると、窓が登場。
切り取られたガルバの面積より小さい窓に対して、斜めの庇にすることで、太陽が高い状態でも光を採り入れれる設計。これによって、光を採り入れれる時間が長くなるということにも繋がります。
前面道路が広い事から、ガレージの出し入れもしやすそうな感じ。
ガレージ横の玄関へ繋がるアプローチ。
階段に加えて、隣家とのスペースが確保されていることから、広がりあるアプローチです。
アタシのMINIだと、ピッタリ停めれるスペース。ビルトインガレージに加えて、ガレージ前にもスペースがあることから、数台は停めれそうです。
ガレージへのアクセスは、正面のシャッターに加えて、側面に設置されたドアからも。
開閉に時間の掛かるシャッターに加え、即座に開閉可能なドアがあるのは、使い勝手が良さそう。自転車もここから入れれそうです。
外構部分は、これから手を加えて行かれるそう。ウチのAYKだったら、滑り台!!と喜びそうな感じw
緑が添えられると、安らぐアプローチになりそうです。
玄関ドアは木製のオリジナルのもに。
玄関と道路との高低差があることから、高さのある玄関部分から見える景色は、かなり広がりがあります。
そして、後ろの角から見上げると、黒く締まったガルバの箱。箱のズレは玄関の庇の役割も担っています。
玄関アプローチの階段横に加えて、建物背面もユトリある作り。
後ろの家が一段高いこともあるので、プライバシーを守る目的もあるのかも。
大きな敷地に、建物を中心に置き、周りにスペースを作る作り方は、建物全体を見渡せるので、”建物”が美しく見えるのが特徴でもあります。