ザウスの完成見学会45 -京都西山のガレージハウス 1/6-

京都の長岡京にて見学会。
閑静な住宅街に佇み、寺院の趣のある屋根を持つ、シックな建物。設計された、建築家はフジハラアーキテクツの藤原誠司sanです。

角地ということもあり、家が見える面積も多く、かなりの大きさを感じるところ。これだけの面積ながら、窓はほんの僅か。

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正面から。
やはり、屋根が特徴的。庇となる面には木毛板を貼り、側部を杉板で化粧。これによって、”屋根”の存在がクッキリと現れています。

さらに、この屋根には雨水の配管が無いのが、よりスッキリと寺院ぽさを感じるポイント。
配管が無いため、雨は屋根から屋根、そして排水口へ流れることになります。ウチでは雨水の配管を、道路中央に設置された配管に接続しなければならなかった為、こういった屋根には出来ません。

そんな事から、この屋根は、土地と場所の特徴を生かしたデザインでもあります。
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屋根のある建物側とは異なり、ガレージ部分は四角い箱なイメージ。

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車一台が余裕を持って入れれるスペースとなっています。
中庭、廊下と繋がる窓が設置されており、玄関とも接続。ガレージ内からと玄関からは同じ場所に繋がっており、アクセスもスムーズです。
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玄関には、重厚かつ高級感のある、木製の扉が設置。

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ビルトインガレージに加え、外にも一台分の駐車スペースを確保。
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この屋根。。ホント美しい。
無垢材では反りが発生するため、難しい施工との事。しかし、かなり良い材料が手に入ったとの事で、反りも最低限に押さえられ、この仕上がりを実現出来たそう。
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この角の仕上がりが何とも。いいなー。

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今はピカピカな状態ですが、これからの経年劣化でどんな雰囲気になるかも楽しみなところです。

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美しい屋根は側面へも周り、こちからか見ると、大きな一枚板が屋根になっている感じにも見えます。
こっちからだと、少し窓が見えるけれど、やはり住居には見えないなw
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せり出す壁。
外から見ると部屋なのかなと思えるデザインですが、実は中からは、とっても贅沢な場所になっています。
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リシンのブラック、木毛板のグレー、杉板の止め、ガルバの屋根。
とても落ち着く色合いです。

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