il Quadrifoglioで作る初めてのビスポークシューズ -完成-

ついに、オーダーさせて頂いたビスポークシューズが完成!

あの震える勝利から一年、ついにこの時がやってきました!!

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完成した靴がこちら!
渡された瞬間、「え!こんな木箱に入ってるんですか!?」って驚いた梱包。

靴は、”紙の箱に入ってる”イメージを持っていたので、もはやこの木箱に衝撃。
そして、箱を開けるワクワク感がたまらない。

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箱の天板をスライドさせて開けると、さらに靴一つずつが、布の袋に入っての登場。
もう、靴を履くまでに、何度驚かされるんだろw

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梱包に至るまでの一つ一つの丁寧さが、より感動を与えてくれます。

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ここにもしっかりと刻まれた、il Quadrifoglio。
普通だったら、手元に来ることなんてなかった世界。

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そして、袋から取り出すと。。。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

採寸時には、レザー(アノネイの濃い茶、クドゥ)とタイプ(3アイレットダービー)、フォルム(チゼルトゥ)を決め、
仮縫いで具体的な形が分かっていたものの、正直なところ、色や革の質感までを含めた全体像までイメージを持ててませんでした。

そんな事から、嬉しさよりも先に、これなのか!!と衝撃がきた感じに。
そして、手に取って見てると。。。ニヤニヤが止まらない!!

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単色のレザーだけでなく、二つの質感の異なるレザーを組み合わせて作りたかったので、濃い茶とクデゥを選択しましたが、これが靴として出来上がった時、どうなるのか心配でしたが。。。
そんな心配は全く必要なかった!と思える仕上がり。めちゃカッコいい!!

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クデゥのレザーが、ベースのレザーに美しく沿って作られ、縫い目までも美しい。
もはや、芸術作品!!

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平日はスーツに革靴、週末はジーンズにスニーカーな生活なので、今の生活だと平日に履く事になるけれど、何だか仕事に履いてくには勿体ない程。
といっても、週末は子供に踏まれるので履けないなw

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インナーに刻まれる、ゴールドのil Quadrifoglio。

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靴の裏側、履くと見えない部分。ここの作りも抜かりなし!
美しすぎて、外で履いて良いんですか?な感じ。

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奥様が作られる小物にも使われる、一風変わった表情のレザー。これが、普段見えない靴の裏に、高級感をプラス。
そして、さりげない、四葉のクローバー。

重ねあわされる一枚一枚の革で、この美しい形が構成され、唯一無二なものが出来上がるという、素晴らしさ。
大工仕事やクロス貼り、家具、表具、チョコレート、今まで色んな職人さんが作るものを見てきたけれど、靴もまたすごく感動。

こんな機会に巡り合えて、ホント幸せです。

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そして、履き心地はと言うと、ピッタリで足に吸い付く感じ!

仮縫いの時に、左の修正点が多かったけれど、その時の問題もクリアされていて、左右の感じはかなり近い感じに。
これは、もう、毎日履くの楽しみだなーと。

そして、新年度の始まる4月から履く事に。靴擦れはするだろうと、予備の靴を持っての出勤です。
やはり、靴は手にもって見ているより、履いた時が一番カッコいい!!

足元を見て喜んでいたのも束の間。会社へ着く直前には、左右の足をギュっと締め付けるかの様な痛さ。WESCO BOSSを作った時に、履いて底が落ち込みまでは、痛いのもあったけど、さらに靴が脱げなかったっけ。。。

両踵は擦れて、皮はめくれてもはや普通には歩けないまでに。歩くたびに貫く激痛。「初めは痛いです」と説明受けていたので、「こ、こ、これか。。」
そんな状況ながら、雨の日以外は絆創膏を貼って、何日かか過ごしていると、「あっ、きた!」と足に馴染み始め出した瞬間が。

そして、履く事で出てくる、レザーの表情。徐々に、自分のものになってくる実感。
これからも、どんどん履いて一生ものとして、ずっと付き合っていきたいと思います。

久内さん、松本さん、ありがとうございました!!

そして、また作りたくなるのも分かる。。。w

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