ザウスの完成見学会53 -東花園の家・大阪 2/6-
吹き抜けの明るい玄関を入ると、右手に感じる不思議な場所。
2段の階段の先には、ラワンベニヤで作られた壁と扉。まずは、隠し部屋の様な部屋がお出迎えです。
20170525 東花園の家・大阪 1F部屋 – Spherical Image – RICOH THETA
階段を下りて、左右に部屋。
この部屋は、地面より下に位置し、半地下にあります。地面より下ということもあって、湿気が気になるところですが、そこは壁を作り対策を施されています。
ラワンベニヤを壁と扉、さらには収納部分にも使い綺麗な仕上がり。棚板は金具が目立たないものになっており、スッキリとした感じに。
扉を閉めた時の、この一体感がいいなー。
スイッチはシンプルな一つのもの。グレーという色も、スイッチを主張することなく、似合っています。
気になったのは、スイッチを設置している場所。
通常は壁に付けられるのが、ここでは細い壁の中に。ここに配線するということは、この細い壁の中に配線を取り廻してきているという事。
このシンプルなスイッチを実現する為に、色んな考慮と手間が掛かってそう。
少しずつ色合いの異なるラワンが、タイルの様なイメージで綺麗に繋ぎ合わされ、オモシロい作り。
照明はシンプルな一灯。この光が照らす雰囲気も、いい感じに。
ここに設置される扉。開閉部の金具が見えないのが、シンプルな美しさを作る一つ。
さらに、この扉は静かに閉まる機能も。扉が閉まってくると、金具が掴まれ、その後静かにしまるというもの。
この金具は、初めて見たけど、軽い扉の場合、勢いよく閉まることがあるので、これの効果はかなりありそうです。
取っ手は真鍮のシンプルなもの。
このお宅では、拘りの小物が使われているのもポイント。
もう一つの部屋。
こちらもラワンの風合いが良い。
20170525 東花園の家・大阪 1F部屋-2 – Spherical Image – RICOH THETA
開閉の金具が見えないことで、これほどに美しく収まる好例!!
一瞬引き戸?と思ってしまうほどw
こちらの部屋にはロフトがあり、そこのスイッチもあることから、先ほどの部屋よりスイッチは多め。
ここの天井は、木目もあって美しいところですが、実は構造用合板。
構造用合板と言えば、本来壁に使われたり、フローリングの下にあったりと、通常はそのまま表には出てきません。なので、商品名やJAS記号とかが書いてあったりしても、問題なし。しかし、この天井にはその文字が一つもありません。そう、全て消してあるのです。
構造用合板自体は安いものですが、大工さんの手間を掛ける事で、このように美しいものになっています。
20170525 東花園の家・大阪 1F部屋-3 – Spherical Image – RICOH THETA
ロフト部分は、収納スペースな感じ。奥行きもあって、収納力はかなりありそうです。
真鍮が腰壁の区切りに使われているところが、カッコいいい!!
家の中で、真鍮がこんな風に使われてるのは初めて。質感もあっていいなー。