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il Quadrifoglioで作る初めてのビスポークシューズ -仮縫い-

il Quadrifoglioの工房での採寸から4ヵ月。ついに仮縫いに。
仮縫いは工房ではなく、久内sanにザウス大阪店にお越し頂いてとなりました。

登場する靴に「おーーー!これですか!」と。当然ね、この靴が自分ので、これをベースに調整すると思うじゃないですか。

ところが。。。

「これは仮縫いの靴なんで、ご注文頂いたのは、濃い茶ですし、クドゥですしね。」

あ、ホントだ。と言うことは。。。

仮縫いって、製作中の靴を履いてみて、気になるところを修正するのだと思ってたけれど、本当は、”仮縫いの靴”を作ってサイズや履き心地をチェックするものだと。初めて知りましたよ。。。一つの靴を作る前に、試し履きな靴を作るとは!

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久内sanが手で触れて、細かく靴と足との当たりをチェック。
その個所の感じを伝えていくと、ササッと靴に直接、修正すべき点を書かれていきます。

初め、”仮縫いの靴”って分かってなかったので、これ消えるのかな?なんて心配したたのはナイショですw

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アタシの足は左の方が、問題点多め。
小指がきつく当たる感じや、足の甲が窮屈だったり。”しわ”でもそういった窮屈な感じは出てきています。

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右足はさほどの問題はなし。
左右同サイズで作ったWESCO BOSSだと、左が窮屈になっているので、これが形となって分かった感じ。

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側面から。右足はこちら側も全然問題なし。

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左側は側面から見ても、修正部分多め。
これだけ差があると、片方だけ大きい靴が出来そうな感じもありますが、そこは上手く修正して大差の無いように作っていただけるそう。

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踵でも左足は歩いてみると、ガチッと食い込んでる感じ。

足の形と靴が、完全にピッタリなのがビスポークと感じるところでもあるけれど、ホントにピッタリすると、それは、むしろ窮屈に。逆に、大きすぎてもダメ。
どちらとも無い、絶妙なサイズで履き心地の良い靴を作るのが、ビスポークなんだなと。

ビスポークに掛かる値段は、最後に渡される靴の値段と思ってた感じもあったけれど、この仮縫いでそれ以上のものだと実感。

すごいもの作って貰っちゃってるよ。。。

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以下が、靴のオーダー。

靴のタイプ:3アイレットダービー
フォルム:チゼルトゥ
レザー:スムースカーフがアノネイというタンナーの濃い茶。クドゥという動物の革。
ライニング:デュプイのカーフ
作り方:ハンドソーンウェルテッド製法

形状はこの3アイレットダービーのチゼルトゥだけれど、レザーの色や、アイレット部分がクドゥのレザーだったりと、完成品は大きく雰囲気が変わる感じ。
完成の渡しは、ザウス忘年会!! あー、楽しみだなー。

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