ザウスの完成見学会27 -山の中のガレージハウス 6/6-

リビングの中央にそびえ立つのは、何と！！御影石で作られた暖炉！！
薪ストーブなら導入するお宅なら最近はありそう（そーいや、見学会で見たこと無いな。。）ですが、まさかの暖炉。アタシの中で暖炉のイメージは、壁にあるイメージですが、リビング中央にあるんです。

凄すぎて笑うを通り越して、声を失いポカーンですw

天井をつけ抜けるかのような、デザインが施されています。暖炉に当たるスポットライトもニクい！側面の棚は薪を置く場所になっています。
暖炉のフレームは鉄骨で作られていて、その周りを御影石で囲っています。これの完成前がこれなんて、想像出来ない！！

暖炉を中心に過ごすリビング。
床暖房と空調のお陰で寒いなんて事は全くありませんが、この暖炉で火の暖かさをプラスして感じれるなんて。

薪のパチッパチッって音が聞こえてきそうな感じ。あまりにも美しくて、暖炉として使って汚れるのが惜しい程w

暖炉前のブロック横のスリットからは、火を燃えやすくする為、空気を循環させるようになっているとの事。
暖炉なんて工務店の方々も作ることはあんまり無いだろうし、すごく苦労があったんだろうなー。

この暖炉の角にも注意！！
キレイな角が出ていますが、これは石を斜めに切って合わせたもの。この手法は石でしか出来ないらしいです。タイルでも出来れば、柱をキレイにタイルで囲むことが出来たりするのになー。

御影石にそんな手間、そしてこの大きさ。。。掛かる費用もかなりのものだろうな。

シンプルスイッチが似合います。

このお部屋はトイレかと思いきや、2Fの空調設備。鉄骨の建物ですが、意匠的に梁が作られています。
窓からキッチン前のテラスが見える事で、外だけが見えるより広さを感じます。遠くまで続く建物が見えたほうが視線が遠くへいって、広く感じるんだろうな。

暖炉の裏は繰り抜かれた飾り台。
そして、下る梁の先は先程のキッチンスペース。ほんと広い！！ここなら、複数台のルンバを放し飼いしておけばキレイにしてくれそうw

壁に設置されるのは、吊ってあった照明と同じ材質で作られた壁設置バージョン。上下に放たれる光と、独特の模様を照らしだす本体部分、カッコイイ。。。

もういっちょ照明。電気の配線がまだでしがた、恐らく他の照明と同じ材質で形の違うバージョン。
こちらの照明の下にテーブルが置かれるとの事で、高さ調整待ちの様子。

階段部分に落ちる自然光はここから。
よくある屋根に穴を開けて光を取り込むのではなく、この上部に空間があり、そこに光を取り込み、光を落とす仕組み。なので、直接的な日差しが入るのでは無く、反射した柔らかい光が差し込みます。

階段を隠す形で設置される収納。

オールオープン！！すごい収納力！！本何冊おけるだろう。

書斎デスク？は分厚い木材が使われ、デザインされたもの。
後ろからの光で照明が無くとも明るく、ゆったりとした使い方が出来そうです。机の広さ＝ゆとりを感じます。

そして、リビングからのテラスへの抜けも素晴らしい！天気が良ければ、リビングの中からでも遥か遠くまで見渡せそう。
こちら側には、照明がまだ設置されていなかったけれど、この大開口でかなり明るい！昼間は照明無くても問題無さそうです。

テラス、そして、テラスを覆う庇も広く長い。木々との距離もかなり近く、自然を感じれるスペースです。
ここに、ロッキングチェアを置いて、コーヒーを飲んで、本を読む。。。想像するだけでも心休まります。

横側にも続くテラス。ほんとは端まで行きたかったけれど、既に靴下ビチャビチャで断念w

三角屋根の庇はかなりの高さ。三角屋根が端から頂点まで見えるってのは、余計に高さを感じるなー。

霧で先は全然見えず。。。悔やまれます。
天気が良かったら一体どこまで見えるんだろう。これほど自然を身近に感じれる家は早々無いでしょうねー。

プロが撮影される晴天での竣工写真が楽しみです。

紹介してきたこのお宅、実は「瀬戸内海国立公園」に指定された場所にあるのです。
元々、この場所には保養所があったそうですが、そこを何とか継続して使えるように環境省と相談され実現したとの事。ちなみに、国立公園の指定となってしまうと、家を建てることは不可能になるとの事で、かなりのザウス藤原sanの頑張りがあったそうです。

家のデザイン、調度品の素晴らしさに加えて、国立公園に建っている、今までに見たことの無いお宅でした。