ザウスの完成見学会51 -堺のガレージハウス 1/6-

久しぶりのザウスの完成見学会!!
住宅街を抜けると、一瞬で分かる圧倒的な存在感。家を囲むように、美しい曲線を描く大きな白壁が特徴的です。

Y字交差点に建っていることから、家の左右が大きく開けており、建物自体がクローズアップされているかのよう。
家というより、美術館な様な出で立ちです。

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電信柱が残念ではありますが。。。
こちらから見ると、リビング側の窓が白壁で見えなくなる仕組み。

白壁は絶妙な位置で、目隠しとなっており、プライバシーを守るためにも存在しています。

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建物に向かって道路を進んでいると、かなり接近したところで見上げないと、リビングは全く見えません。

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Y字交差点の交差部分まで来て、やっとリビングの窓が見える様に。

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ここまで来るとリビングの窓が完全に見える様に。
すなわち、あえて覗き込むという行為をしない限り、リビングは見えません。

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当初の予定は木造だったとの事ですが、設計を進める中で、土木の問題が大きくなり、それらの対応にかなりのリソースが割かれそうとの事で、木造から鉄筋コンクリート造に途中で変更されたとの事。

当然、木造より価格的にもかなりアップする鉄筋コンクリートですが、それによって大きな開口や高さも確保出来るようになり、設計の自由度も上がります。

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壁に包まれる建物は、美しい木目の壁面で表情があって面白いところ。窓や配管にもシンプルなものが選ばれており、中の建物の存在感もかなりのもの。

見える全てはコンクリート造。白壁はアールを描く型組、流し込むコンクリート、一発本番で失敗許されない。すごい緊張感で、作業されたんだろうなと。

建物部分は、杉板張りで、こちらも失敗は許されないと。建物部分はスキップフロアになっている事もあり、上下二分割してコンクリートが打ち込まれています。

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こちらからの風景では、丸い壁の家に見えます。

こちらから道を進んだ場合、リビングを見ようとすると、大きく振り向かないと見えません。実際、見ようと思えば見えますが、普通に道を進んでいる中では、その部分は視界に入ってこない様になっています。

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この位置からだと、大きな白壁の家に。
見る場所によって、様々な顔を見せる家でもあります。

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ガレージ側は、大きな白い壁がそびえます。影の電線までもアール。

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中の建物はスクェアかと思っていたら、一部分は壁に沿ってアールを。
アールで木目って。。。杉板を曲げて、それを抑える板を均等な圧力で抑えて。。かなりの手間と、技術がなせる部分です。

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建物の角で白壁を終わらせるのではなく、あえて少しはみ出すことで、目隠しな機能に加えて、壁の存在感がより際立ちます。

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コンクリート部分は、水はけを良くする工夫が色々と。天面部分は、水を流すために斜めに。

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壁の下部には、一筋の線。
これは、壁を伝って流れてきた水が、さらに下面に巻いて流れてきた水滴を、ここで落とす為との事。

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玄関は、アールの壁と木目の壁、そしてタイルのフロアで、この家の外観を凝縮した雰囲気。
シンプルかつ、高級感あるエントランスです。

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ここにも水滴落とし。

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アールの壁が、木目の壁を突き刺す個所も。これ、どうやって組んで壁を作るんだろう。。

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壁がアールである為、窓は少し奥に。
この窓部分も事前に抜いた形で、コンクリートが打たれています。
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1Fの窓やドアも。

木造の場合、木とサッシはビスや釘で止めれますが、壁側がコンクリートとなると、ビスや釘では止めることは出来ません。その為、壁側に受けの金物を打ち込んでおいて、サッシと溶接して止める等して設置されています。
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堺のガレージハウス 外構 – Spherical Image – RICOH THETA

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