ザウスの完成見学会47 -香芝のガレージハウス2 1/6-
今回のザウスの見学会は、奈良の香芝にて。
ウチから30分以内に到着出来るという、個人的に嬉しい立地ですw
設計された建築家は、イン・エクスデザインの矢部直輝さん。
四角い建物に、寺院のような屋根のガレージが組み合わさり、他に無い面白い形状のお宅です。
ホワイトとブルーの色合いも、主張しすぎず優しいイメージ。
ガレージ部分の庇は、上下斜めの屋根が組み合わさったもの、この形状になると庇の裏がよく見えることもあって、屋根が軽い雰囲気に。
そして、この庇にはこの雨樋が外せなかったとの事で、通常のものより薄く屋根に沿ったもの。この雨樋がもたらす印象は、かなりのものです。
こういった形状の屋根をガルバで作る事は珍しいですが、奈良という土地にも合っていて、馴染んでいる感じ。
そして、四角い白い建物の方は、黒いフレームのシンプルな窓を角に配置。
角にある窓は、中から見た時の視線の広がりに効果的ですが、外から見ると意匠的にも特徴的な窓ともなります。
ガレージの建物のブルーは、リシン吹付け。
今まで見てきた中で、一番明るいトーンのリシンですが、明るい事で表面のザラっとしたところがより分かりやすくなっていて、より表情を感じるなと。
玄関のドアは、スライドのドア。
既製品であるメリットとして、密閉性や機能性はしっかりしています。ドアの静かな締りとか素晴らしい。
スライドドアをウチの様にオリジナルで作ると、デザイン面では文句なしですが、密閉性や機能性は全くありません。こういったところは、既製品の強いところ。
ステンレスの土台を受ける部分が丁寧に作られており、こういったところに完成度の高さを感じます。
庇の角度は緩やかなものですが、これでもイメージは大きく変わり、中からの視線の抜けや広がりに大きく影響してきます。
逆に、雨はより入ってくる事になるかもですが。
ガレージの横からは、庭へと繋がる通路。
シンプルな亜鉛メッキの門扉。
ちょうど、ウチの次工事でも門扉を作ろうと考えていたこともあって、マジマジと。
今までにこういった門扉って、登場したことが無く。結構珍しいものであったりもします。
リビングへと繋がる窓には、薄い庇。
こういった窓に庇は無いことが多いですが、この庇はシンプルでいい感じ。
2Fの窓にも大きなサイズですが、薄い庇。
いいなー、いいなー、と書いていて、ふと。。これもしかして、計算された庇だったりするのかも。
以前にお聞きしたのは、矢部さんの設計では、必ず模型が作られ、そして模型は周辺の家までも作られると。そうすることで、設計の段階で光の入りなどを入念に確認されるとの事。そういった事もあっての庇なのかも! 勝手な想像ですがw
L字の庭は奥行きもあり、かなりの広さ。
子供が出来てから、そして、施主の皆さん邸でBBQ参加させてもらってから、庭って良いよなーと実感。
家って、土地いっぱいに大きく建てたくなるものですが、こういった空白部分が生活にプラスをもたらせてくれる部分だったりします。